ズッカのひとりおしゃべり

エルサレム生まれ東京育ち、現在は中東アブダビにある大学に通うズッカが気になったことや考えたことを書いていくブログ。

一年の読書の効率を上げるため、年始の一冊に読書術の本を読むという作戦

2017年が始まって約10日がたちました。

正月太り解消のために毎日5~7km走っていますが、食べる量を減らすことができず体重が均衡状態のズッカです。

習慣って怖い、、、

 

今日は新年1冊目に読んだ本について書きます。

それは、二人の知の巨人、池上彰氏と佐藤優氏が日々どのようにインプットをして

その膨大な知を築いているのかを対談形式で体系的に説明しているコチラ

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ジャーナリストであり最近では東京工業大学をはじめとして大学講師として教鞭をとる池上彰氏。

外交官として活躍した後、現在は作家として多数の原稿を執筆している佐藤優氏。

 

まずはじめに驚くのは二人のインプットの量が尋常ではないこと。

その数と分野の広さは圧巻です。

 

例を挙げると、池上氏は毎日『朝日新聞』や『毎日新聞』などの主要紙に加え、『中国新聞』や『信濃毎日新聞』等の地方紙を含めた11紙に目を通しています。

佐藤氏も同様に毎日約10紙に目を通し、書籍に関して言えば月平均300冊、多い月は500冊以上に目を通しています。

これだけの量に加え仕事が多忙であるにもかかわらず、娯楽として『ねこのきもち』を読んだりするというのだから、一体どんな時間の使い方、読み方をしているのか知りたい!!!

その内容をちょっと贅沢なランチ程度の出費で読めると考えると、「本の費用対効果は非常に高い」と両者が口を揃えて言うのも納得できます。

 

本文では大きく、新聞、雑誌、ネット、書籍の4つメディアに注目し、

二人が定期的に目を通している具体例を踏まえたうえで、それぞれの媒体がどのような特徴を持っていて、どんな読み方をすれば知の構築に役立つかを解説しています。

4つの特徴は以下。

 

新聞:「世の中を知る」ための基本かつ最良のツール、「一覧性」が抜群、世の中のリアルな情報

雑誌:書籍よりも情報が早い、いわば「水先案内人」、信憑性に注意

ネット:速報性に優れているが情報は玉石混淆、情報を選ぶ知識とスキルが必要な上級者のメディア

書籍:世の中で起こっていることを「理解する」ためのベース、記述に信頼がおけて体系的であるため基礎知識の構築に最適

 

具体例として挙げられている新聞や書籍の内容は

池上氏と佐藤氏の得意分野である政治経済、国際情勢を中心に、

歴史、文学、科学等も言及されています。

しかし、音楽や絵画を中心とした芸術分野に直接触れられることはありませんでした。

ビジネスパーソンを主なターゲットにした本ですが、これらの芸術は教養に欠かせない分野だと思うので少しは触れてほしかったところ。

読書術の本にはいかにアートに関する書籍と向き合うかを述べているものは少ない印象があります。

 

具体的な方法論としては、紙や電子書籍の使い分け、まず1日のうちでインプットにかける時間を確保する、切り抜きやエバーノート等を利用したストック方、本の種類別の速読の仕方など、他の書籍や特集でも見たことがあるものが紹介されています。

 

なにせ尋常ではない量のインプットなので、両氏も文中で述べられているように、

やり方や読むものは参考程度にして試行錯誤を重ねながら自己流の読み方を見つけていくことが必要だと思いました。

 

私にとってこの本の価値は、これらの具体的な方法論よりも二人の「知」への姿勢がうかがえることです。

なぜ両氏は享楽から距離を置き、大量の読書を続け、ときに脳みそが汗をかくほどに本と向き合い、知識を蓄えていくのか。

お二人はそれぞれの回答を本書の中で語っています。

 

(池上氏)『毎日の勉強で視野が広がった時の喜び。国際情勢に対する自分なりの読みが当たった時の満足感。きっと、こうした知的快楽に背中を押されて、私たちは走っているのだろうと思います。』 

 

(佐藤氏)『知は「武器」であり「楽しみ」でもあるということです。......私にとってはビジネスや人間関係で欠かすことのできない「武器」である側面が強い。同時に、物事の背景を深く知ること自体が、知的好奇心を満たす純粋な「楽しみ」にもなります。』

 

両者の意見を聞いて、身が引きしまる思いです、、、

学びの場である大学に学生として在籍しているにもかかわらず、

学問に対する情熱とインプットの量は二人の学生時代の足元にも及ばない。

「何のために勉強しているのか?」と自分に問うたびに思い出すべきは、

新しいことを知るワクワクやドキドキ、得た知識をもとに自分の考えを持ち議論することによってそれらを磨いていく楽しさです。

 

新年のはじめにこの本に出会えてよかった。

学ぶことで新しい世界の扉を開きたい、知識という武器を得て磨いていきたい、教養を育むことで人として成長したい。

この気持ちを忘れないようにしたいと強く思いました。

(年始はモチベーションがいつもより高いので、失速しないように気をつけたいところ、、、)

 

「真面目に勉強する」というよりは「真摯な姿勢で学問と向き合う」ことを心がけていきます。

現実としてはゴタゴタ言う前に、まずは目の前に山積みになっている課題と向き合わないとですね、、、

先が思いやられます、、、

 

ということで、現代の知の巨人である二人の「知」への姿勢から刺激を受け、インプットの仕方を参考にできる一冊を紹介させていただきました!

Amazon.co.jp: 僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 eBook: 池上 彰, 佐藤 優: Kindleストア

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特に「今年はもっと本を読むぞ!」「インプットの質を上げるぞ!」と考えている方にはオススメです。

対談形式なので読みやすく私も3日とかからなかったので、忙しい方も通勤時間やスキマ時間を活用して読んでみてください。

 

ではでは今回はこのへんで。

 

ズッカ