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ズッカのひとりおしゃべり

エルサレム生まれ東京育ち、現在は中東アブダビにある大学に通うズッカが気になったことや考えたことを書いていくブログ。

ニューヨーク大学アブダビ校を選んだ、お金以外の理由

前に書いたとおり、ニューヨーク大学アブダビ校を選んだ最大の理由は破格の奨学金です。

そもそも家の都合で学費として用意できるお金は限られていたので、

奨学金をもらえなければ留学が不可能だったからです。

 

しかしこのニューヨーク大学アブダビ校、

奨学金以外にもすばらしい部分がたくさんあるので

今日はそれらを紹介していきます。

 

1.生徒がありえないくらいグローバル

こんなに多様なバックグラウンドを持つ生徒を集めている大学は他にない、

というくらいたくさんの国から優秀な学生が集まっています。

 

数字で見てみると、

現在、学校全体に在籍する約1000人の学生の国籍を合計すると

世界196か国中、110になります!!

世界の約半分以上、、、こんな大学はうちだけなのでは。

 

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(学校の公式ホームページより)

 

わたしの学年だけで見てみても

約320人の生徒が所有している国籍の合計は76にもなります。

日本の大学にいたら絶対に手に入らない多様性です。

 

慣れてくると忘れがちですが、

ルームメイトがリトアニア生まれでイタリアのインターナショナルスクールに通っていた子だったり、

タンザニア出身の子から冬休みにメッセージが来たり、

トリニダード・トバゴ出身の子にカリブ海がいかに美しいか聞いたり、

本当にグローバルなのです。

 

まさに世界の断片がこのキャンパスに集まってきています。

 

 

2.世界を自分の目で見ることができる

前の記事にも書いたとおり、

NYUは世界中にキャンパスを持っています。

それらのキャンパスで勉強できる機会があることはもちろん、

なんと「クラストリップ」といって、

授業単位でも他国に行くことができます。

 

わたし自身、

先学期は隣国のカタールへ美術館の視察に行かせてもらいました。

友達は『絶滅するものたち』という授業で、

ゴリラを見にウガンダのジャングルに行ったそうです。

なんともワイルド、、、

 

授業の一環なので飛行機代はもちろん、

現地での宿泊費、移動費、食事などすべて学校側がカバーしてくれます。

 

授業で学んだ内容って理論的なものが多くて

頭に入れただけだとすぐに忘れがちなんですよね、、、

でも、現地に足を運んで実際に体験すると

しっかりと自分の経験値になります。

 

しかも、授業を取りはじめるうちから現場に行くことがわかっていると

教科書に書いてある自分とは関係がないように思える内容でも、

身近に感じることでモチベーションを高く保って学ぶことができます。

 

「お勉強」だけではない「体験」を重視した授業スタイルは、

とても効果的で魅力的なものです。

 

 

加えて、アブダビというロケーションは旅行に最適なのです!

ヨーロッパ、アフリカ、アジア諸国に気軽に飛んでいけます。

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去年の12月に友達と4人でエジプトに旅行したときも

飛行機代は往復2万円前後で(激安...!!!)、

物価も安かったので合計5万円以下でとても四日間をすごせました。

 

時差が少ないのも重要なポイント。

日本からだとヨーロッパに行くには10時間以上かかるため、

旅行初日は長旅の疲れと時差ぼけとでほとんど動けないないことがよくあります。

帰国後も時差のせいで睡眠不足になって

仕事や勉強に支障が出たりしますよね。

 

でもアブダビからならヨーロッパ、アジア、アフリカなら

どこへ行っても2−3時間、

多くとも5ー6時間の時差しかありません。

 

エジプト旅行のときも休みが4日しかないにもかかわらず、

時差が少ないために短い期間でフルに動き回って満喫できました。

 

日本で育ち、「もっと広い世界を見てみたい!」とずっと願っていたわたしにとって、

アブダビが3大陸が交差するアクセス抜群な場所にあるおかげで

自分の脚でその土地へ行き、現地の人と交流できる体験はかけがえのないものです。

 

 

3.しがらみのない、未来を見据えた場所

ニューヨーク大学アブダビ校は2010年にできたばかりのとても新しい学校です。

伝統のしがらみがない分、大学は複数の実験的な試みをしています。

前述した圧倒的な多様性のあるコミュニティを作ろうとしているのも

そのうちのひとつです。

 

カリキュラムの中から例を挙げると、

秋学期と春学期の間にあるJ-term (January Term/ジェーターム)と呼ばれる

1月の初めから3週間、1つの授業を集中して取る学期は

ニューヨーク大学アブダビ校の特徴のひとつです。

 

このJ-termでは、

「3週間のみ」という限られた時間なら教壇に立ちたいという

企業のトップやNGOの取締役の方も教授としてクラスを教えます。

 

わたしが今年の1月に取った『Arts for Transformation: the case of Cambodia』、

すなわち「アートがどんなふうに社会に変化をもたらすか、カンボジアのケースを見て考えてみよう!」という授業は、

カンボジアの芸術を支援するNGO団体の取締役の方が教授でした。

 

この授業ではカンボジアを5日間訪問したのですが、

教授が現地で培った人脈と経験をフルに活かしてスケジュールを組んでくれたので、

ローカルな芸術家や社会起業家に加え、

前観光大臣に話を聞く機会もいただけました。

 

大学側は、このようなアカデミックの世界のみで生きてきた教授にはできない授業を提供して

生徒に柔軟な視点を持たせようとしています。

 

新しい大学だから実験的な取り組みができるかもしれないけれど

積み上げてきた実績が少ないため力のある教授をそろえられないのでは?

と思われがちですが、

そこは185年の歴史あるNYU本校のすばらしい教授たちがアブダビに異動してきているので心配ありません。

 

蓄積されたNYU自体のネットワークを活用しつつ

先進的なアプローチをすることで新しい世代の教育を試行錯誤していこうというのが、

ニューヨーク大学アブダビ校の校風のひとつです。

 

 

以上の1、2、3の理由以外にも教授と生徒の距離がとても近かったり

入学時に専攻を決めなくてよくて、

かつ文理の枠を超えて学べるリベラルアーツ教育を導入しているとか

常に晴れていて良い天気であるとか

まだまだいい部分はあるのですが、そちらは次回にしたいと思います。

 

 

ではでは今回はこの辺で。

 

 

ズッカ

 

どうしてニューヨーク大学アブダビ校に?

なぜわたしが世界に数ある大学の中からニューヨーク大学アブダビ校を選んだのかについて書きます。

理由はいたってシンプル。

 

 

お金!!!

 

 

2017年1月現在、わたしは自分のお金を一銭も出さずに大学に通うことができています。

なぜなら年間約82,000ドル、日本円にして約820万円の返済不要の奨学金をいただいているからです。

 

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(全額奨学生であるわたしの奨学金の詳細)

 

ニューヨーク大学アブダビ校は、アブダビ政府の強力なバックアップを得た潤沢な資金で有名です。

オイルマネーの力、おそろし。

 

信じられないほど圧倒的な経済的サポート

自信を持って断言しましょう。

思いつくかぎりすべての出費が奨学金でカバーされます!

 

全額奨学生の場合、

授業料、寮費はもちろん、なんと生活費としてお小遣いまでもらえます。

学期の間は、2か月に6万円程度が入学時に作ったカードに振り込まれます。

一学期間では約12万円にもなります。

 

用途は完全に個人の自由。友達と外食に行くもよし、洋服を買うもよし。

ちなみにわたしはエジプト旅行の資金にあてさせていただきました!

 

それだけではありません。

なんとアブダビから母国に帰国するための往復の航空券代が年2回分でます。

加えて、世界中にあるNYUのキャンパスで何学期か勉強するときの航空券代や必要費用も支給されます。

 

教科書類は学期のはじめにブックストアから受け取る形ですが、

こちらもすべて支給。

わたしの今学期分の教科書は合計約20万円分。

頭が下がります、、、

そんな暇あったら一冊でも早く読め!という言葉がごもっとも。

 

いただいているお小遣いとは別に、

キャンパス内のみで使える「キャンパスマネー」も

2週間に1万円ほど支給されます。

校内のコンビニにはトイレットペーパーやシャンプーなどの日用品から

お菓子やフルーツなども売っているので、キャンパスマネーですべてまかなえます。

もちろん図書館の横にあるスターバックスでも使えます。

 

「な、なに〜〜〜〜〜〜!!!?? そんなのあり得るのか〜〜〜〜〜???」

と、この学校のことを初めて知ったころは

わたしも驚き半分、疑い半分の気持ちでしたが、

学生となったいま、実際にこれだけの経済的なサポートを受けています。

 

はぁ〜〜、ありがたや、、、

自分で書いていて改めて実感します。

 

学校側が公開していないので正確な数字はわかりませんが、

限られた生徒のみではなく、

ほとんどの生徒が全額奨学金を支給されているようです。

 

 

こんな学校は他にない!!

わたしが調べたかぎりでは、

ここまでの奨学金を留学生にまで支給している大学は他にありません。

 

アメリカの大学を中心にリサーチをしていましたが、

そもそも留学生に奨学金を出すふとっぱらな大学は少ない。

まして全額奨学金なんて夢のような話です

なぜなら他国の学生にお金を出すよりも、まずは自国の学生をサポートしようというのは当然のことだからです。

 

ハーバード大学やイェール大学などの資金にある程度の余裕があるトップの学校以外は、

奨学金を申請した場合、合否に影響がでます。」と明言している大学が多いです。

簡単に言うと「奨学金が必要な受験者は合格率が下がるよ」ということ。

厳しいですが、仕方がない。

 

イギリスやオーストラリアは奨学金自体がほとんどないです。

北欧やドイツをはじめとするヨーロッパの国ではかなりリーズナブルなお値段、

日本の国公立大学くらいの学費で通える大学もあるようですが、

英語以外の外国語の能力を求められたり、

情報の少なさから留学のハードルがあがります。

 

近年、世界大学ランキングで東大を抜いたシンガポール国立大学は、

奨学金を受給した生徒は卒業後にシンガポールで3年間働くこと」

という条件をつけています。

 

ザックリとですがこうして比較してみると、

・全額奨学金

・返済不要で

・卒業後の義務もない

などというオファーは本当にめずらしく、

そしてなによりありがたいものなのです。

 

 

はじめは両親も「まったく知らない土地、しかも中東に行くなんて、、、」

と心配していましたが奨学金の話をしてからは、

ニューヨーク大学アブダビ校、すばらしい!」

と意見を変えてくれました。

 

お金の力は、偉大です。

 

 

ではでは今回はこの辺で。

 

 

ズッカ

 

 

超絶グローバルな大学

今回は私が現在通っている大学について話していきたいと思います。

その名も「ニューヨーク大学アブダビ校」!!!

 

友達や初対面の方に学校名を伝えると、

「ニューヨーク?へー、アメリカに留学するんだー」

「かっこいい!!ニューヨークに住むってどんな感じなの?」

などなどの反応をいただきますが、私が住んでいるのはアメリカのニューヨークではなく、

砂漠の国、アラブ首長国連邦(UAE)の首都であるアブダビです!

 

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日本とはそこまで大きなつながりがあるわけではないので、

アブダビ、、、どこ?」

「あー、アブダビってたしか中東だったよね!」

と聞かれることが多いですが、「ドバイがある国の首都」というと少し具体的なイメージがもちやすいでしょうか。

アブダビの地理的な位置を確認したところで、「なんでそんなところにニューヨーク大学のキャンパスがあるの?」という部分について説明します。

 

 

ニューヨーク大学のキャンパスについて

NYU (New York University/ニューヨーク大学)は世界中に14のキャンパスを持っている(スゴイ!!!)、文字通りグローバルな大学なのです。

そのうちの3つ、

・ニューヨーク

アブダビ

・上海

が学位取得を目指す学生たちが使うメインのキャンパスです。

 

その他の11のキャンパスは、交換留学のように1学期の間だけその土地で授業を受ける形になります。海外で学ぶ点では同じですが、他校で授業を受けるわけではないのでNYUではStudy AbroadではなくStudy Awayと呼ばれています。

ほとんどの大陸にキャンパスがあると思うと、改めてNYUがいかにグローバルな部分を強みにしているかわかります。以下が11のキャンパス。

 

・北アメリカ...アメリカのワシントンDC

南アメリカ...アルゼンチンのブエノスアイレス

・ヨーロッパ...ドイツのベルリン、イタリアのフローレンス、イギリスのロンドン、スペインのマドリード、フランスのパリ、チェコプラハ

・アフリカ...ガーナのアクラ

・アジア...イスラエルのテルアビブ、オーストラリアのシドニー

 

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(図にはシドニーとワシントンDCが抜けていますが、学校のサイトではキャンパスがあることが確認できます。) 

まとめると、「ニューヨーク大学の分校がアブダビにあり、私はそこの学生である」という形になります。卒業の際は「ニューヨーク大学卒」扱いになります。

 

アブダビ校ではどんなことが学べるのか

アブダビってことはアラビア語ができないとダメなの?」と聞かれることがありますが、そんなことはなく、授業は英語で行われます。

他のアメリカの大学と同様に、生徒は出願時に学部を決める必要はありません。

最終的に2年生の終わりまでに専攻(メジャー)を決めればいいので、

基本的には好きな授業をとって、自分が何に興味があるのかを探っていくことができます。

学部という壁がないので、どの分野の授業でも取ることができます。

むしろ、幅広く興味を持つことがと〜っても推奨されているので、ガイダンスでも、

「みんな、いろいろな分野の授業を取ってみて!そこのエンジニア専攻志望くん、哲学の授業超おもしろいわよ〜」というやりとりがされていました。

 

そんなアブダビ校には22の専攻があります。

人文科学系...哲学、歴史、美術史、文学

社会科学系...経済、政治、公共政策

自然科学系...物理、生物、化学、数学

工学系...一般工学、土木工学、電気工学、機械工学、コンピューターエンジニアリング(計算機工学)

総合領域...アラブ世界全般について扱うメジャー、コンピューターサイエンス(計算機科学)、心理

アート系...映像制作とニューメディア、音楽、演劇、ビジュアルアーツ

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なんとか日本語に訳して分類しようと思ったのですが日本の大学と扱う内容が違うものも多いので、より確かで詳しい情報を知りたい方は学校の公式ホームページをご参照ください。

(22と書いてあるのに23個の専攻が記載されている点は私も気になっている...)

 

私はもともと経済学専攻を考えていましたが、大学にあるアートセンターがめちゃくちゃ素敵だったのでアート系の専攻にしようと考えています。

先輩方と話していると、エンジニア専攻にしようと思っていたけど公共政策にした、コンピューターサイエンスと経済学のダブルメジャーにしようと思っている、などなど、

途中で専攻を変えることはもちろん、二つの専攻習得を目指すダブルメジャーも一般的です。

 

メジャー(専攻)の他にも、人類学や中国語などのマイナー(副専攻)も充実しています。

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私の知り得るかぎりだと一つの専攻のみという生徒は少なく、

ほとんどの生徒がダブルメジャー、メジャー1つとマイナー1つ、メジャー1つとマイナー2つのように色んな分野を組み合わせて学んでいます。

色々なものを試しながら学べるので、このシステムは興味の広い自分にとって本当にありがたいです。

 

 

ザーッとニューヨーク大学アブダビ校のおおまかな情報を説明させていただきました。 

アブダビにあるけど学校の制度としてはアメリカ式なのね、ふんふん」くらいのイメージを持ってもらえたらと思います。

 

 

次回は、「じゃあお前は何でアブダビ校を選んだんだ!!どこに惹かれたんだ!!!」という部分について話したいと思います。

 

 

ではでは今回はこの辺で。

 

 

ズッカ

 

一年の読書の効率を上げるため、年始の一冊に読書術の本を読むという作戦

2017年が始まって約10日がたちました。

正月太り解消のために毎日5~7km走っていますが、食べる量を減らすことができず体重が均衡状態のズッカです。

習慣って怖い、、、

 

今日は新年1冊目に読んだ本について書きます。

それは、二人の知の巨人、池上彰氏と佐藤優氏が日々どのようにインプットをして

その膨大な知を築いているのかを対談形式で体系的に説明しているコチラ

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ジャーナリストであり最近では東京工業大学をはじめとして大学講師として教鞭をとる池上彰氏。

外交官として活躍した後、現在は作家として多数の原稿を執筆している佐藤優氏。

 

まずはじめに驚くのは二人のインプットの量が尋常ではないこと。

その数と分野の広さは圧巻です。

 

例を挙げると、池上氏は毎日『朝日新聞』や『毎日新聞』などの主要紙に加え、『中国新聞』や『信濃毎日新聞』等の地方紙を含めた11紙に目を通しています。

佐藤氏も同様に毎日約10紙に目を通し、書籍に関して言えば月平均300冊、多い月は500冊以上に目を通しています。

これだけの量に加え仕事が多忙であるにもかかわらず、娯楽として『ねこのきもち』を読んだりするというのだから、一体どんな時間の使い方、読み方をしているのか知りたい!!!

その内容をちょっと贅沢なランチ程度の出費で読めると考えると、「本の費用対効果は非常に高い」と両者が口を揃えて言うのも納得できます。

 

本文では大きく、新聞、雑誌、ネット、書籍の4つメディアに注目し、

二人が定期的に目を通している具体例を踏まえたうえで、それぞれの媒体がどのような特徴を持っていて、どんな読み方をすれば知の構築に役立つかを解説しています。

4つの特徴は以下。

 

新聞:「世の中を知る」ための基本かつ最良のツール、「一覧性」が抜群、世の中のリアルな情報

雑誌:書籍よりも情報が早い、いわば「水先案内人」、信憑性に注意

ネット:速報性に優れているが情報は玉石混淆、情報を選ぶ知識とスキルが必要な上級者のメディア

書籍:世の中で起こっていることを「理解する」ためのベース、記述に信頼がおけて体系的であるため基礎知識の構築に最適

 

具体例として挙げられている新聞や書籍の内容は

池上氏と佐藤氏の得意分野である政治経済、国際情勢を中心に、

歴史、文学、科学等も言及されています。

しかし、音楽や絵画を中心とした芸術分野に直接触れられることはありませんでした。

ビジネスパーソンを主なターゲットにした本ですが、これらの芸術は教養に欠かせない分野だと思うので少しは触れてほしかったところ。

読書術の本にはいかにアートに関する書籍と向き合うかを述べているものは少ない印象があります。

 

具体的な方法論としては、紙や電子書籍の使い分け、まず1日のうちでインプットにかける時間を確保する、切り抜きやエバーノート等を利用したストック方、本の種類別の速読の仕方など、他の書籍や特集でも見たことがあるものが紹介されています。

 

なにせ尋常ではない量のインプットなので、両氏も文中で述べられているように、

やり方や読むものは参考程度にして試行錯誤を重ねながら自己流の読み方を見つけていくことが必要だと思いました。

 

私にとってこの本の価値は、これらの具体的な方法論よりも二人の「知」への姿勢がうかがえることです。

なぜ両氏は享楽から距離を置き、大量の読書を続け、ときに脳みそが汗をかくほどに本と向き合い、知識を蓄えていくのか。

お二人はそれぞれの回答を本書の中で語っています。

 

(池上氏)『毎日の勉強で視野が広がった時の喜び。国際情勢に対する自分なりの読みが当たった時の満足感。きっと、こうした知的快楽に背中を押されて、私たちは走っているのだろうと思います。』 

 

(佐藤氏)『知は「武器」であり「楽しみ」でもあるということです。......私にとってはビジネスや人間関係で欠かすことのできない「武器」である側面が強い。同時に、物事の背景を深く知ること自体が、知的好奇心を満たす純粋な「楽しみ」にもなります。』

 

両者の意見を聞いて、身が引きしまる思いです、、、

学びの場である大学に学生として在籍しているにもかかわらず、

学問に対する情熱とインプットの量は二人の学生時代の足元にも及ばない。

「何のために勉強しているのか?」と自分に問うたびに思い出すべきは、

新しいことを知るワクワクやドキドキ、得た知識をもとに自分の考えを持ち議論することによってそれらを磨いていく楽しさです。

 

新年のはじめにこの本に出会えてよかった。

学ぶことで新しい世界の扉を開きたい、知識という武器を得て磨いていきたい、教養を育むことで人として成長したい。

この気持ちを忘れないようにしたいと強く思いました。

(年始はモチベーションがいつもより高いので、失速しないように気をつけたいところ、、、)

 

「真面目に勉強する」というよりは「真摯な姿勢で学問と向き合う」ことを心がけていきます。

現実としてはゴタゴタ言う前に、まずは目の前に山積みになっている課題と向き合わないとですね、、、

先が思いやられます、、、

 

ということで、現代の知の巨人である二人の「知」への姿勢から刺激を受け、インプットの仕方を参考にできる一冊を紹介させていただきました!

Amazon.co.jp: 僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 eBook: 池上 彰, 佐藤 優: Kindleストア

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特に「今年はもっと本を読むぞ!」「インプットの質を上げるぞ!」と考えている方にはオススメです。

対談形式なので読みやすく私も3日とかからなかったので、忙しい方も通勤時間やスキマ時間を活用して読んでみてください。

 

ではでは今回はこのへんで。

 

ズッカ